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【暮らしの給食室】親子でカンタン!薬膳シュウマイレシピ

-食べ物-  
21.09.17
GOODすまい・る通信
2021年9月号

 
夏が過ぎれば、季節は秋♪
食欲の秋の到来です。

でも何となく体の調子がいまひとつ・・・夏の疲れを感じていませんか?

初秋に感じる不調の原因は、夏の暑さによって体力(気)を消耗し、たくさんの汗をかいたことで、体の潤い(津液)が不足していることが主な要因です。

肌や髪の乾燥だけではなく、実は内臓など体の内側も乾燥しています。
そして空気は乾燥し、さらにダメージを与え肌荒れや便秘、疲れが抜けきれない、といった体調不良を招きやすくなります。

夏に冷たい飲み物や食べ物をとり過ぎていた人は、胃腸の疲れがでています。

胃腸のはたらきは消化吸収により活動するためのエネルギー生み出す場所、さらに水分代謝にも大きく関わっています。
胃腸が弱ると水の巡りが悪くなり、特に乾燥した空気に触れる鼻や喉など粘膜の乾燥をひきおこします。
 
 
食欲の秋を家族みんなで満喫するためにも、この時期の体調不良は早めに解消しておきたいものですね。

◆残暑が残る初秋の時期のお勧めの食材肺や体を潤し、乾燥による不調を予防する食材
・初秋の頃は体の熱をとる食材も取り入れましょう

 
 
秋の美味しい果物(梨・ぶどう・いちじくなど)、瓜類、秋ナス、れんこん、白菜

・秋は白い食材や甘酸っぱい食材がおすすめ
山芋、大根、カブ、落花生、白ごま、ゆり根、豆腐、ホタテなど

疲れた胃腸を整え元気を増す食材
新米(穀類)、良質なたんぱく質、きのこ類、いも類、ホクホクネバネバ食材



暮らしの給食室
親子でころころ丸めて作ろう!
《フライパンで作るれんこんシュウマイ》


疲れた体を癒す豚肉、しいたけと肺を潤すれんこんを使ったしゅうまいです。
フライパンの下に野菜を敷いて蒸すことで旨味をまるごとただきましょう。


<材料>
豚ひき肉  300g
れんこん  150g
生しいたけ  2個
(A)塩  小さじ1/3
(A)酒  大さじ1
(A)オイスターソース  大さじ1
(A)しょう油  小さじ1
(A)ごま油 大さじ1
片栗粉 適量
(団子にまぶす用)

・白菜 200g
・にんじん 60g
・水 100cc
・酒 大さじ1

<作り方>
1)(飾り用)れんこんは皮をむき、厚さ2㎜ほどの輪切りを20枚ほど作る。
水にさらして水を切る。
2)(肉だね用)れんこん50gをすりおろし、残りの100g は粗みじん切りにする。
しいたけ、生姜はみじん切りにする。
3)ボウルに豚肉を入れ、調味料(A)を加え、粘りが出るまでよく混ぜ、(2)を加えてさらによく混ぜる。
4)直径2㎝程度で丸く団子状にする。
バットに片栗粉を入れ、肉団子を転がして粉を全体にまぶし、(1)の輪切り蓮根にのせて形を整える。
5)白菜は葉2㎝cm幅に切り、人参は千切りにする。
フライパン(ふた付き)に敷く。
6)水 100 ㏄と酒大匙1 加えてふたをし、火にかけて沸騰させる。
白菜がしんなりしたら火を止め、(4)を並べ、ふたをして中火で8~10分蒸し煮にする。
7)酢しょう油、練り辛子などお好みで食べる。


●椎茸しゅうまい

 
生しいたけの軸をとり、かさの内側に肉だねをのせると、椎茸しゅうまいもできますよ♪






ー おしえてくれたひと ー


くらしの薬膳salon ゆず葉主宰
伊藤 美絵先生


管理栄養士 
国際中医師
国際薬膳調理師
国際高級茶芸師
調理師
保育士
和ハーブアドバイザー
みそソムリエ
豆腐マイスター認定講師


くらしの薬膳salon ゆず葉さんのホームページはこちら
 
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