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知っていますか?咳や痰の原因

-食べ物-  
19.01.18



秋冬になると途端に増えだす、咳や痰。
寒くなってきたから、とか乾燥しているから、とか はたまた体質だから仕方ない、と思っていませんか?!

咳や痰にもその原因となるものがあり、まずは原因を知ること、そして普段食べているものを少し見直してみるだけで、だいぶ体調が変わってくるかもしれませんよ。

まず、咳の原因は大きくわけてふたつ。

1、乾燥によるもの(血虚:けっきょ)
2、体内に水分が滞っているもの(水滞:すいたい)


1は、秋冬になって空気が乾燥してくると出やすく、気管支や肺などが渇いて炎症を起こしています。症状は空咳やいがらっぽい咳が出ること。
この場合は、肺を潤してあげる食材を摂るといいです。大根、かぶ、栗、柿、梨、銀杏、蓮根、蜂蜜、銀杏、りんご、かりん、ももなどです。
お手当は大根シロップ。大根をサイの目切りにし、保存瓶に入れて蜂蜜をひたひたに加えて一晩寝かし、上澄みをすくって飲みます。





2は、肺に余計な水分が溜まっていることが原因です。咳と一緒に痰が出てくるのが見分けるポイントで、湿った咳やサラサラした痰または黄色い痰が出るのが特徴です。さらさらした痰は肺が冷えている証拠、舌をべーっと出してみて白い時は要注意!冷えてます。黄色い痰は肺に湿気をおびた痰が停滞していて炎症が起きているので、熱を冷ます必要があります。

さらさらした痰が出る時におすすめの食材は、蓮根、生姜、大根、えのきだけ、里芋、もずくなど、飲み物はれんこん湯※1や生姜紅茶を飲むといいでしょう。
黄色い痰が出る時は蓮根、大根、りんご、白菜やえのきだけなどを食べて、生姜紅茶やドクダミ茶やハト麦茶を飲みます。

※1小鍋にれんこんの絞り汁大さじ3と水1/2カップ、塩ひとつまみ入れて火にかけて、沸騰寸前で火を止めます。肺や気管支の不調や咳、頭痛などによいです。




1と2に共通していること・・・
症状が出ているときは甘いものはおやすみです!!


不調が出てきたらまずは普段の食事から見直してみましょう。




- おしえてくれたひと -

マクロビ薬膳料理・スイーツ研究家、料理教室「Natural Life cooking」主宰

中川 加奈子





Natural Life cookingはマクロビ、薬膳、望診(体の状態を観察して健康状態を判断すること)を取り入れた新しいスタイルの料理教室です。
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