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【ときめき育児】親子のキッチン時間

-育児-  
19.12.23
赤ちゃんの頃から食べることに興味があった息子とはよく一緒にキッチンに立ちます。


現在は3歳になり平日は仕事帰りに保育園のお迎え、帰宅後すぐに夜ご飯の準備が始まります。
お米を研いだり、お味噌汁のお味見チェックは息子の担当。


いっちょまえに「ちょうどいい!」とか「ちょっと、あじ濃い!」と意見し、
それが仕事後の気の抜ける心地いい時間だったりします。



キッチンは刃物や火元など、危ないモノだらけです。
1歳まではキッチンの入り口にゲートをつけていたのですが、
力の強い息子は揺すぶって、ロックを簡単にはずしてしまい、ゲートは早々に撤去。

2歳からキッチンに自由に入れるようにしてしまいました。



刃物で手を切ったり、火で火傷をして痛い思いをした事がないのですからどうして危ないのか、怖いのかわからないのは当然です。


なので、具体的にどうして危ないのか説明する様にしています。

たとえば、「包丁でおててを切ると痛い痛いして血がたくさん出て救急車で運ばれちゃうんだよ」(少し大袈裟に)「救急車で運ばれたら○○もママも悲しくて泣いちゃうから包丁は触らいでね」みたいに説明すると、
本人も意識するようで包丁を見ると息子が同じように私に説明してくれます(笑)




週末のお天気が悪い日や外出するには気分が乗らない時などは
クッキーやスイートポテト、フレンチトーストなど簡単なお菓子を一緒に作ることがあります。



まずは手を洗い、エプロンをして器具の名前も説明します。

クッキーは計量してから生地を冷蔵庫で寝かせたりする時間があるため意外と時間を要しますので、我が家ではクッキー生地を先に作っておき、生地を伸ばして型抜きする工程から一緒に行っています。



「粉を台にふるってから生地を伸ばすんだよ。そうすると、台にくっつかないからね」と、なるべく説明します。
好きな型を選んで、抜いて、鉄板に並べる。
不格好さがまたかわいい仕上がりになります。



「このクッキーは誰にプレゼントしようか~」とか、「美味しくできるといいね~」とか
声掛けすると目を輝かせて会話も弾みます。


オーブンで焼いている間は待ちきれない様子ですが、
クッキーの色が徐々にキツネ色に変わって行く様子などを何度も一緒に覗き込んで確認しに行き「もうすこしだね!」「時計の長い針が
12になったら完成だよ~」という様に伝えると楽しんで待てるようです。



出来上がったお菓子は簡単にラッピング。
つまみ食いしながら、「これは○○にプレゼントしようね~」「喜んでくれるといいね~」「これは面白いかたちに出来たね~」などと話が広がるのです。



お菓子作りを一緒に楽しむコツは汚れて当たり前、上手く出来なくて当たり前、
お互いに無理してやらない事だと思います。汚れても良い服に着替え、エプロンをする、床には新聞紙などを引いておくと片付けもラクになると思います。



子供にとってキッチンは不思議がいっぱいで普段使わない言葉や数字も出てきます。
卵をパカッと割ってフライパンで焼くと透明だった白身が白くなって固くなる。
初めて見たらビックリです。どんな反応をするのかこちらも楽しんでいます。



そういった様々な経験を通して想像力や誰かの為に作るという思いやりを育む要素になればと思います。


いつか、お友達と遊ぶ方が楽しくなり一緒に作ってくれなくなる時が来るのだと思うと、これも今しか楽しめないかけがえの無い時間です。
息子が大人になった時にキッチンで楽しく過ごした思い出が
少しでも頭の片隅に残っていてくれると嬉しいものです。


 
 


- おしえてくれたひと -
加藤 藍さん



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