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空気に関するコラム

大人よりも子どもの方が空気に敏感です。

【解説】相模女子大学 栄養科学部長 管理栄養学科 教授 安達 修一 先生

飲み物や食べ物は選べますが、呼吸する空気は選べません。

PM2.5は非常に小さい粒子なので、呼吸により肺の奥に入り、全身に行き渡ってしまう可能性があります。すると、血管、循環器等の疾患に影響します。
持病があったり、体調が悪かったりすると悪化することがあります。
防御策として、マスクをしたり、空気の汚れているところには行かない、毎日PM2.5の情報を目安にして外出を自分で考える等、工夫ができますが、家の中で過ごす時間も長いため、「PM2.5を家に入れない」対応をすることが必要ですね。

どのような症状が出るの?

発症する症状の図

「肺炎」日本人の死因第3位に

日本における死因別にみた死亡率の推移

大人よりも子どもの方が空気に敏感です。

子どもは呼吸量が少ないので、体内に入る化学物質の量は大人よりも少量です。
しかし、体重1kgあたりで比較すると、大人の2倍近くの化学物質を取り込んでいることになるのです。
また、成長期の子どもは呼吸器官が未発達のため、より一層空気環境の影響を受けやすくなっており、過ごす家の空気環境というのはとても重要なのです。 参考:東京都「化学物質の子供ガイドライン」

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相模女子大学 栄養科学部長 管理栄養学科 教授 安達 修一 先生

専門分野は環境保健学。医学博士。埼玉医科大学医学部助手、講師、助教授を経て平成13年4月より現職。
日本衛生学会、大気環境学会、日本癌学会等、多数の学会へ所属。環境省 微小粒子状物質環境基準の制定に携わる。

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