さらなる人生の躍動をここから。
地域の名士が集うエリアに隣接し、低層の邸宅が建ち並ぶ瀟洒な住宅街「東菅野一丁目」。その住文化を引き継ぎつつ、業界の第一線で活躍するエグゼクティブが羽を休めるための「都市の中にある別荘(アーバン・コテージ)」をご提案。この場所で、この住まいで、生きるよろこびを追求した空間&デザインコンセプトをお届けします。住まい手の人生がより味わい深いものとなることを願って。
デザイン監修 / フレスコ渋谷デザインオフィス チーフデザイナー
山口 東洋彦Toyohiko Yamaguchi
南方向の抜けを活かすために
建物と外構を一体的に計画
区画の前面道路が9.5m、パーキングとアプローチが奥行き10.5m。南北にのびる敷地形状を最大限に活かすデザインを計画。2棟の前面を邸宅地らしい「借景としての庭園」と捉え、2棟で1つの風景を創り出します。
この場所から隆起してきたような
力強い姿をつくり出す
光と影を纏う色と素材感
周囲とは一線を画す風景を創造するため、建物は幾何学で構成し、グレーを基調とした石調の素材感を纏わせます。陽光があたるとシャープでコントラストの効いた美しい影が立ち、夜は灯りで重厚な佇まいが浮かび上がります。
ポケットパークのような庭園
前面道路と合わせると約20mにもなる南方向に抜けた空間。広さという開放感の演出のみならず、外からの視線や騒音から暮らしを離し、プライバシーを守ります。都市の中に憩いを生み出すポケットパークの役割を果たしています。
蛇籠の石塀
スチールのメッシュで籠をつくり植物や石材を詰める「蛇籠」は、ホテルや商業ビルなどに近年取り入れられているエクステリアデザインです。自然豊かな東菅野の街並みとの調和。何よりコテージとしての風格を高めます。
「開放感」×「プライベート感」が
心と体を解放する一邸
憩いの大空間に大きな吹き抜け、ホテルのような広々とした洗面室、そして夜風に浸れるプライベートバルコニーなど、しっかりとした広さとプライバシー性を確保にした空間を創造。そこは、自分を取り戻す(解放する)コテージ。
暮らしに「余裕」を生み出す空間設計
縦と横に広がる
心地よい開放感
LDK約19帖という横の広がりに、縦の広がりをプラス。リビング上部に設けた約3.5帖の吹き抜けは、明るさと開放感を生み出すことはもちろん、2階にいる家族との自然なコミュニケーションが生まれます。
ゆったりとした「食」のシーン
1階フロアの最も奥に位置するキッチンは、LDKとその先の抜け感のある風景を眺めながら料理ができる特等席。四方広々としたダイニングも魅力。
使い方で暮らしが変わる
ウォークスルースペース
キッチンの隣に設えた通り抜けができるスペース。個人の居室としてはもちろん、パントリーやストックルーム、仕事や趣味のスペースとして多用途に使える空間です。
毎日立つ場所だからこそ
心地よい広さを
2人で並んで使えるワイドな洗面台。洗濯機と乾燥機をそれぞれ置くことも、アイロン台やキャビネットなどを置くこともできるゆったりとした洗面室。
「隠れ家のような大人の空間」が
心と体を解放する一邸
1階フロアの奥にある半外空間ロジア、ホテルライクな家事動線、2階に上げた21.2帖の憩いの空間、そして籠り感のある畳の空間など、大人たちが思い思いの時間を過ごす(解放する)ためのアイデアを取り入れた至極のコテージ。
活力をチャージする
大人のための空間設計
プライバシー性を高めた
2階の大空間
LDKと畳コーナーを合わせると21.2帖となる憩いの大空間。さらに、リビングの延長のようなバルコニーは、壁と屋根に囲まれたプライバート感あふれる半外空間。コテージと呼ぶに相応しい空間です。
小さく籠る大人の寛ぎ空間
LDKの隣に設けた畳コーナーは、天井を下げた籠り感のある空間。二面開口で明るく風が通るため、読書やお昼寝などに最適です。
2階フロアを見渡すコクピット
リビングの先のバルコニーを眺めながら料理ができる明るく解放的なキッチン。落ち着きのあるダークブラウンでコーディネート。
大人の隠れ家のような
洗面室&ロジア
主寝室&ウォークインクローゼットと、洗面室、ロジアをつなげたホテルライクな家事動線。無駄なく気持ちよく、そしてロジアで暮らし方が広がります。
通りから離した
静かなリセット空間
大容量のウォークインクローゼットが付いた主寝室。敷地の前の通りから距離を置いた位置に配置し、北西側の開口からはやさしい陽光が舞い込みます。