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【収納】子どもが片づけやすいおもちゃ収納

-育児-  -収納-  -住まい-  
21.11.20
子どものころから身につけたい「お片づけ」の習慣。
歯磨きなどと同じように幼い時から自然にできると、成長してから本人も家族もとても楽ですよね。
まずは子どもの身近なもの=おもちゃからお片づけの習慣をつけたいところ。

今回は子どもがかたづけやすいおもちゃ収納のアイデアをご紹介します。


●0歳~3歳までは年齢+1の区分けで



まずは「片づけ」のハードルを低くするために、おもちゃ入れの数を少なくしましょう。

具体的には0歳から3歳までは年齢+1の収納用品の数で十分。例えば0歳の場合、おもちゃ入れは1つに絞り、全てその入れ物に片づけるようにします。
やり方はまずは親がお手本を見せる→一緒にやってみる→できたら褒める!この繰り返しです。

2~3歳くらいだと3~4の区分け(ままごと、くるま、電車、それ以外)のざっくり分けでOKです。
大切なのは自分で「片づけ」ができるということ。
歯磨きも「歯を磨くと気持ちがいい」といことを実際に体験して初めて習慣化できます。
「片づけ」られた空間が気持ちがいいということを小さな時から体感してもらうことが大切です。

●4歳以上には一時保管スペースを
4歳以上になると遊びが複雑になるのでもう少し細かく分けても大丈夫。
ただし、子どもの片づけのハードルをあげないように注意します。
大人も子どももめんどうくさいと思ったらまず習慣化しません。

おすすめの収納用品は、持ち手がついた軽い入れ物+シンプルな棚。
子どもはおもちゃを自分で好きな場所に持っていって遊ぶため、片づける際におもちゃ収納が重いとそれだけでめんどうになり片づけなくなるのです。
なるべく軽く(おもちゃを入れても子どもの手で運べる重さ)持ち手付きのものがオススメです。



またシンプルな棚はおもちゃを飾れる場所を作るため。

幼稚園頃から始まるLEGOやシルバニアファミリーなどのおもちゃはその日だけで遊びが終わらず、次の日も続けて遊ぶことが多いですよね。
その際に「このまま置いておいて続きは明日!」ができるスペースを確保したいのです。
遊びが途中になってしまっても、この一時保管スペースがあることで、子どもも安心して遊びをやめることができ、すんなり片づけ始めてくれます。


●収納にはかならずラベリング
「片づけなさいと言っても全然片づけてくれなくて…」というお悩みをよく受けますが、片づけるためには「どこに戻すか一目でわかる」ことが大切。
児童館や保育園・幼稚園のおもちゃ収納を思い返してみてください。
必ず「文字」または「絵(写真)」でどこに何を戻すかがはっきりわかりますよね。
お家でもぜひ収納にラベルをつけてください。



文字が読めるお子様は文字で、まだ文字が読めないお子様には絵や写真を貼るだけでOK。
このひと手間があるだけで子どもが率先してお片づけをするようになります。
実際に我が家では子どもが小さい頃、すべてのおもちゃ収納に文字または写真のラベルを貼っていました。
おかげで遊びに来たお友達もお片づけの時間になるとすぐにお手伝いしてくれてあっという間に片づけることができました。

ポイントをおさらいすると…

・まずは年齢+1の区分けで、お片づけができたらほめる
・収納用品は持ち手がついた軽いもの
・LEGOやシルバニアファミリーなどのおもちゃには一時保管スペースを作る
・おもちゃ入れには文字や絵(写真)でラベリングをする

小さなころから片づけの習慣化ができると間違いなく人生の財産になります。
ちょっとした工夫で家族みんなが心地よい暮らしを手に入れましょう。



ー おしえてくれたひと ー
 
森本智子先生

整理収納アドバイザー
インテリアコーディネーター

復職後も慌てない!育休ママ向けお片づけ講座【千葉市 整理収納アドバイザー】 (ameblo.jp)
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