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薬膳的風邪の養生法

-食べ物-  
18.12.27


一年で最も寒さが厳しい季節。

風邪やインフルエンザが流行してきましたね。

今年の風邪は、咳や痰など呼吸器系の症状が長引いたり、
胃腸炎をともなう症状が特徴のようです。




カゼは「風邪」と書きますが、
中医学では、「風」という気が「邪気」(病気を引き起こす要因)となって体内に侵入してくる。
と考えます。


この風の邪気は「風邪(ふうじゃ)」といいます。

「風邪」は単独より、自然界にある他の気「暑(熱)」「寒」「湿」「乾」を一緒に連れて体内に入ってきます。
症状もそれぞれで、漢方薬はタイプ別にあったものを選ぶことが大切です。
風邪=葛根湯ではないのですね。





1.寒気がありゾクゾクずる風邪に・・・(風寒)

ぞくぞくっと寒気がして、水っぽいサラサラ鼻水が出るタイプです。
そんな時は。体を温めて体の表面にある冷えの邪気をふき飛ばそう!

☆風邪撃退三大食材:生姜・ネギ・紫蘇
お粥に入れたり、生姜湯がお勧めです。
発汗させてゆっくり休んでください。




2.喉が痛く熱っぽい風邪に (風熱)

喉かカラカラして熱っぽく、粘性の黄色っぽい鼻水が出るタイプです。
そんな時は。しょうがやネギは逆効果!
熱を冷まし炎症を鎮めましょう!


☆大根・白菜・牛蒡・レンコン・桑の葉・くず粉・菊の花・ミント
くず粉をホットカルピスをで溶いた「カルピスの葛湯」はいかがでしょうか。
喉の炎症には大根はちみつがお勧めです。



胃腸炎には「生姜入り山芋粥」がお勧めです。

風邪予防にはやはり、外出時はマスク!で防備し、
帰宅したら、うがい・手洗い!!
これに勝る予防法はありません。

また睡眠不足は免疫力が下がり風邪を引きやすくなります。
温かい鍋やスープを美味しく食べて、身体の中からしっかり温めて内臓機能をアップ!
寒さや病気に対する抵抗力をつけましょう。




この冬、皆様が風邪知らずで元気に過ごせますように!!

1月31日(木)は、症状別冷え性の薬膳です。



 



- おしえてくれたひと -

くらしの薬膳salonゆず葉 
伊藤 美絵さん  


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