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どんなイメージですか?「薬膳」のチカラ。

-食べ物-  -ヘルスケア-  -学び-  
18.07.23
「薬膳料理」ってどんなイメージをお持ちですか?

・中華料理でしょ?
・薬っぽい味。苦そう?
・健康に良さそう。
・難しそう。

まだまだそんな言葉が聞こえてきます。


きちんと難しい理論をお伝えすれば、
「薬膳は中医学の理論に基づき目的を持つ料理である」という定義があります。

さらに定義の中には、「美味しいものである♪」とも記載されているのですよ。






そもそも中医学理論とは、
・自然界の流れを大切にすること
・食べ物には五味五性、体にどのように働くかの効能があること

人も自然の一部であり,気候や季節など自然の変化により体の中も大きく影響を受けていると考えています。



春夏は温かく、陽気が盛んになり、体の中では活動エネルギーが活発になります。
秋冬は寒くなり、陰の季節となり、体の中ではエネルギーの消費を抑えようと冬眠へと向かいます。

それぞれの季節に合わせて、暑いときには体の熱をとり、水分を補い気力を補うものを食べ、寒くなると体を温めて、体温のもとになる気と血を養い、巡りを良くし、滋養をつけ、常にバランスのとれた体の状態を維持するように心がけることが薬膳の考え方です。








食べ物のもつ力とは



すべての食べ物には「五性」と「五味」という効能があり、どこの臓器に働きかけるかという「帰経」を持っています。

◎五気(五性)
食物が身体にどう作用するかを表し、体を温める働きのある温・熱性食物と冷やす働きのある寒涼性食物と寒熱どちらにも属さない平性食物の5つに分けられる。

◎五味
五味は五行に当てはまるので、食材の味を表すとともに、五臓や季節、色などとも繋がっています。
【酸】、【苦】、【甘】、【辛】、【鹹(しおからい)】という5つに分けて考えます。
それどれ体の中でどのように作用するかにより、薬膳を組み立てていきます。

◎帰経
生薬や食薬には、その効果が発揮される臓腑、経絡が決まっていて、
疾病や不調のある部位に対応した帰経の生薬や食材を選びます。






薬膳とは、季節の変化に寄り添い、体の変化に耳を傾け、その時折に必要な食べ物の力を食卓にとり入れることで、体のバランスを整えること。


季節におすすめの食材はなんだろう?
どんな体質に、どんな食材が適切なのか。
ちょっとした不調にこんな食材で対応しよう!
など、
自然の中から生まれた暮らしの知恵で毎日の食卓が薬膳になります♪

美味しく元気になる食卓で自分と家族を元気にし、病気を予防する。
きっとみんなの笑顔につながりますよ☆


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