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たくさん食べるためには、小さなお皿から始めましょう。

-育児-  -食べ物-  -学び-  
18.09.20
子どもの食事に関するお悩みでよく質問されること一つが、「小食・食べる量が少ない」です。

原因はいろいろ考えられますが、解決策としてひとつ。

お皿にドーンっと盛られているだけで、子どもが食べる気力をさらに失ってしまうので、小さなお皿で少しずつ出してみましょう。
手間はかかりますが、フルコースのように、一品ずつ少しずつ出してみるのもいいですね。
食べきれるかも! 全部食べられた!! と実感することが大切です。

と、お伝えしています。






お話ししながら気がつきました。これも、スモールステップ?!


スモールステップとは、

「最初から高い目標を掲げるのではなく、目標を細分化し、小さな目標を達成する体験を積み重ねながら、最終目標に近づいていくこと。」です。
(「スモールステップ法」 大辞泉より)

子育て、学習、運動の分野でも、さらには部下育成などビジネスの分野でも、よく使われていますね。


「一人前完食!という大きな目標を掲げるのではなく、まずは目の前のお皿だけ食べきることを目指してみよう」
これも、スモールステップによる小食のお悩み解決法と言えるでしょう。



スモールステップは、小食のお悩み以外にも、子どもとの暮らしの様々な場面で活用できます。
たとえば、おむつ外しのトイレトレーニングなら、おまるに座る、慣れることから始めよう。
子どもが歯磨きを嫌がったら、歯ブラシを口に入れることだけをやってみよう。







食事のお悩みを解決した方法が、食事以外の場面でも活用できそうですね。
逆に、他の場面で成功した方法が、食事のお悩み解決に使えることもあるでしょう。
どれも別々にみえるお悩みの解決法が、実はつながっていることもありそうです。


小食も、他の様々なお悩みも、まずは小さな目標からチャレンジしてみませんか。
さらに、別のお悩みの解決法を思い出したら、ヒントが見つかると思います。

 



- おしえてくれたひと -

【ココカラ】
松本由紀子


幼児食や食育について、子どもとの時間がハッピーになるヒントのご提供をこころがけています。
また、歯並び、お手伝いや遊びと食との関係を、私なりのコツや経験・学びをプラスして、お伝えできればと思います。


幼児食インストラクター

食育アドバイザー
食生活アドバイザー2級


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