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今年こそスッキリしたお家で暮らしたい!整理・収納のコツ

 

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一年の計は元旦にあり。今年こそはスッキリしたお家で暮らしたいと気持ちを新たに目標を立てた方も多いのでは?
しかし、日々の暮らしで散らかったモノたちを前に、どこから手をつけたらよいか困ってしまいますよね。実は順番さえおさえれば、整理・収納のスピードはグンとアップします。
今回は、そんな整理・収納のやる気を加速させるコツをお伝えします。



今回収納術について教えてくださったのは、整理収納アドバイザーの森本智子先生です。
収納のプロにコツを学び、1年をスッキリと過ごしましょう!
 
●一気にモノが減るバックヤード整理

おうちの中の大型収納と言えば、「押入・クローゼット」。特に押入は元々布団の収納のためのスペースなので、奥行も深く開口部も広いのが特徴です。そんな「なんでも入るスペース」なのでついつい、あれこれ入れてしまっていませんか?



まずは何も考えずに、押入・クローゼットの中からすべてのモノを出します。そしてすべてのモノを出し切ったら、次に「整理」です。ここでいう「整理」とは1年間に使ったモノと、使わなかったモノを分けること。例えばお客さん用の布団をずっとしまっていたけれど、結局1年間使わなかったということであれば使わなかったほうに分けます。
このとき「高かったから、もったいないな」などという処分に関係する感情は×。あくまで事実に基づいて分けることが大切です。

1年間で「使った」「使わなかった」の区別ができたら次のステップに移ります。「使った」モノに関してはそのモノの住所を決めてあげる=「収納」、「使わなかった」ものに関しては家から出す=「処分」の工程になります。

お子様がまだ小さく、細切れの時間しか取れないような場合には「今日は押入(クローゼット)の半分!」と決めてその範囲だけを行います。目指すはバックヤードに押し込んだ使っていないモノを取り除く作業です。



ここで我が家の例をご紹介します。数年前までお客様用の布団を1組押入に収納していました。しかし、実家も同じ県内、親が家に泊まるようなことはなく、ましてや友達が泊まりに来ることも考えてみれば数年に1回。思い切って処分しました。
もし急な来客で布団が必要になった場合はレンタルの布団ですませることに。布団を干したりしまったりする手間もなく、ふかふかのお布団をレンタルしてもらえるのでお客様のためにもいいということに気がつきました。

バックヤードに入っているモノは寝具、着ていないけど捨てられない洋服、季節の家電、子どもが使わなくなったおもちゃなどあまり自分の思い入れのないモノがほとんど(思い出の品を除き)。そのため、整理のスピードが加速しやすいのも特徴です。「使った」か「使わなかった」かでどんどん判断できるので、整理もサクッと進みます。
 
●空いたスペースに外に出ているモノを収納



バックヤードのモノが整理されると大きなスペースが出現することとなり、十分な収納スペースが確保できます。そちらにリビングで出しっぱなしになっているおもちゃや、収納場所がなく散乱している趣味のモノなどをしまうとリビングがスッキリします。
散らかっているとはいわば使っているモノが戻る場所(=収納する場所)がない状態。このときに注意して欲しいのが、使うモノを戻しやすいところに収納すること。
部屋が散らかる理由の多くに「戻すのがはめんどくさいから」ということがあります。戻すハードルはできるだけ低く、より近い場所に収納場所を作ってあげましょう。

大きなスペースに収納する方法としては蓋付き容器が向いています。容器が透明なモノだとパッとみて何が入っているか一目でわかります。逆に透明だと情報が多すぎて見つけづらいという方には白や黒の収納用品に統一することもおすすめです。しっかりラベリングすることで見た目にもスタイリッシュな収納に。いずれにしても蓋を開けなくても中身がわかるようにしておくのがポイントです。

●1日15分の引出し整理



バックヤード(押入・クローゼット)の整理は丸1日を使って一気に行うのがおすすめですが、それと並行してほしいのが日々の15分整理。これは1日15分間、タイマーを図って特定の場所を整理することです。
例えばキッチンの引出し1個、机の上、カウンターの上など場所を限定し、15分タイマーをセットして先ほどの「整理」をします。1年間で「使った」か「使わなかった」か事実に基づいて分けます。15分という時間がポイント。整理は頭を使うので意外と疲れるもの。15分くらいが毎日続けられるちょうどいい時間なのです。

おそらく整理を続けていると気がつくことがあります。それは意外と使っていないモノが多いこと。自分が使うモノやお気に入りのモノは少数精鋭だったりします。ペンひとつとってみても自分がいつも使っているお気に入りって1本か2本ではないですか?整理が習慣化できればモノが氾濫することもありません。モノを買うときにもこれ「使う」かな?と自分で考えて家の中に招くことができます。
 
いかがでしたか?少しのコツを押さえることがおうちスッキリへの近道に。まずはバックヤードから整理をスタートし、スペースを確保。できたスペースに外に散らかっているモノを収納するという手順で始めてみましょう。



 ー執筆してくださった方ー

森本智子先生
整理収納アドバイザー
インテリアコーディネーター
復職後も慌てない!育休ママ向けお片づけ講座【千葉市 整理収納アドバイザー】 (ameblo.jp)


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