いえ日和いえ日和

見せ梁のあるおしゃれなお家のひみつ

 

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衣替えも終わり、夜のお出かけにはコートが手放せない時期になってきました。
今年の冬は、インフルエンザが大流行するとも言われています。
今のうちから予防接種の予約をしておくといいですね

さて、お引き渡しする前のお宅を撮影させていただくと、最近、見せ梁のある素敵なお家に出会うことが多くなりました。
「見せ梁」とは、家を支える「梁」、この部分をあえて見せるインテリアのデザイン手法です。

先日の猫ちゃんと暮らすお客様は、梁を猫ちゃんの遊びスペースとしてうまく活用していらっしゃいましたが、


木の素材を活かした見せ梁のあるお家は、ナチュラルな雰囲気が漂い、とっても素敵です


吹き抜けに使うことが多い「見せ梁」
今回は、梁をみせることで生まれるメリット・デメリットとデザインの参考例をご紹介いたします。
 
まず、最初に知っておいていただきたいのが、
『見せ梁』には
①構造材を兼ねて室内デザインに取り込むもの
②造作材として梁の形をした部材(以下“化粧梁”といいます)を取付け、室内デザインに取込むもの
の2種類にわかれます。
 
ただし、構造材を兼ねて室内デザインに取り組む場合、通常天井の中はこのようになっているかと思われます。


このまま天井を張らないという選択肢もありますが、デザイン性を考えた場合、あらかじめ設計の段階で「見せ梁」(文字通り梁のみせかた)を考えた構造検討(梁の高さや配列のしかた)が必要となります。
また“化粧梁”の場合は構造架構に関係ないので、サイズ(太さや高さ)、取付け場所など自由に対応できるため、企図するデザインの実現性が高くなります。
 
それではメリット・デメリットをご紹介
 
1.メリット

①空間のアクセントになります。
②天井を少し高くできます。
③天井材など他の部分の木材と合わせることでインテリアに統一感が生まれます。
④照明器具のレールの取り付け・装飾物など様々な工夫ができます。
⑤無垢の梁にすることにより、木のぬくもりや、経年劣化を楽しむこともできます。
 
 
2.デメリット
 
①照明の位置や空調器具の取付け位置と種類により見せ梁が邪魔になり、効果に支障や制約が出る場合がありますので注意が必要です。
②梁が立体的に出ているので、照明のあたり方により、部屋の中に影ができる場合があります。  
③吹き抜けなどの梁の上には埃が溜まりやすいです。
④梁に照明器具やAV機器などを設置する場合、梁の穴明け(但し構造梁の場合は穴あけサイズ・間隔等の制限があります)や、露出配線の検討が必要になります。
中が空洞の造作用の“化粧梁”はこの心配はいりません。
 
 
このように「見せ梁」のある家と言ってもいろいろな種類、メリット・デメリットがあります。
また梁の架構配置、大小のサイズや色味・素材によっても印象が大きく変わるので、担当の設計士とよく相談するのがいいですね
 
では、次に実際のデザイン例をご紹介
 


こちらは、構造上必要な梁を利用してシンプルな内装にアクセントを加えています。

梁や柱にオイル塗装(オイルステイン)で着色を施し、木材の質感でイメージを表現します。
設計段階で見せ梁の見せ方によって、梁の架構方法の検討が必要となりますので注意しましょう。
また梁の高さ(梁成といいます)分、天井が高くすることが可能となります。

 

吹き抜け空間のなかに意図的に構造架構を配し、見せ梁としてデザインした例です。

 

2階の屋根勾配なりに天井を張り、小屋裏の採光窓に配した「見せ梁」の例です。

 

こちらは、1階の屋根勾配なりに天井を張り、見せ梁をデザインした例です。
 


造作化粧梁の設定例です。

こちらは天井に意匠的に既成品の造作化粧梁を張った例です。
照明配線も空洞の梁内に施工が容易にできるため、ダウンライトを組み込みすっきりしたデザインになります。

ただし、天井下に設けるため設計天井高を高くしておきませんと、圧迫された感じになり場合があるので注意が必要です。
 
このように、どのような「見せ梁」を設けることについて、どんな雰囲気の空間にしたいかや、構造架構の問題によってどのような見せ方になるかが決まってくるのです。

最後に、お固い話ですが、建築法規上で、地域や防火構造の規制によっては木部を出すことができない場合があります。
その場合は木部の上に不燃加工の化粧シート等を施すことでクリアーできます。
不燃加工した木材シートは本物と見間違うほどの精巧な商品もあります。

ぜひ、沢山の事例を見たりして、ご自分のイメージをもたれて、設計プランのお打ち合わせの段階で、営業マンや設計者にご相談し、ワンランク上のインテリアデザインを実現してくださいね
 
こちらも参考にしてくださいね
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