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家族のコミュニティが生まれるリビングとは

 

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夏の日差しかと思うくらい今日はサンサンと太陽の光が降り注いでいる千葉市です。
今週後半は初夏を思わせるような日中で、昨日野田みずきに行ってきましたが、街路樹のハナミズキが満開でした。
 
 

 
 
こちらは、分譲地からほど近い市立みずき小学校の正門付近。
遊歩道も広くて、新一年生も安心して通学できますね。
ちょうどお向かいに大きな公園がありますから、下校してからお友達と待ち合わせてこの公園で外遊び、なんてこともしているのでしょうか

外遊びが心配〜なんて地域もあったり、車の迂回路に使われているような細い怖い道に通学路があったりする地域と違い、こちらはのんびりゆったりとした子供時代を過ごせそうです。
坂もなく段差もない安全な道なので、ベビーカーを押して歩くお散歩もこの時期はいいですね。
程よく木陰があって、緑豊かなこの季節、とても過ごしやすそうです。
 

分譲地を出てすぐに、なんとキジを見かけました。
野生のキジは初めて
カメラを向けても逃げることなく、ポーズを取ってくれました。

当社が分譲している土地は見晴らしも良く、田園風景が広がっているのですが、すでに田植えが終わっている田んぼもあり、シロサギが耕運機の動く様子を見守っていました。
本当にのどかです
(望遠レンズがなく、シラサギは撮れませんでした
 

 

決して、素晴らしく綺麗な風景というわけではありませんが、誰の視線も気にすることなく、風に当たりながら「ボーッ」とできる居場所があるって、個人的には貴重だと思います。

余談ですが、なんとなく最近疲れがとれない・・・なんて方は「脳疲労」つまり脳が疲労しているそうです。
回復に有効なのは、寝る以外に瞑想「マインドフルネス」することだそうです。

「瞑想」。
一日5分でも雑念を取り払い、呼吸に意識を集中させるというマインド法ですが、この場所はそんな瞑想にぴったりだと思います。
誰にも邪魔されずに心地よい風を感じながら、頭を空っぽにする・・・

お休みの日に、ゆっくり起きてデッキで瞑想・・・なんて、ここは最高のスペース
(朝がもっとも有効だという説があります)
そのあとコーヒーでも〜なんていうのも贅沢ですよね。
まさにプライベートな癒しの空間

撮影をしながらなんだか私も癒されたような。
そんな不思議な魅力のある野田みずきの分譲地でした。
おうちから富士山も見えるので、本当にのんびりとおうち時間を過ごしたい方、お子様を育てたい方はぜひご覧になってください。


さて、今回はリビングのお話し。

スマホがなかった時代と違い、今はリビングの過ごし方が変わってきています。
昔は、みんなでテレビを観たり、テレビゲームも有線のコントローラーでみんなで膝を突き合わせてやっていたものでした。
でも今や、それぞれのプライベートライフ重視の時代。

ゲームもその場にいない友達と楽しめるようになりました。
テレビよりYouTubeでしょうか。
子どもたちはそれぞれのことをし、親も時に子どもたちを見守りつつ、スマホでネットショッピングなんて、自分なりの楽しみ方もできるようになりました。

でも。

昔と変わらないのは、そんな過ごし方をしていても、家族の繋がりは持ちたい、親子のコミュニケーションはみんな取りたいと思っていること。
だって、個室にこもるわけではなく、家族が同じ空間にいるのは昔も今も同じですから。

そこで、この時代のニーズにあったリビングの作り方を実例を交えながら今回は書こうと思います。


コミュニティを無理なく育むには、<きっかけ>をつくることがポイントです。
それぞれの暮らし方、過ごし方を強制することなく、さりげなく家族とのつながりを感じる空間があれば、自然に会話ができ、コミュニケーションを取りやすくなります。

 
<ご提案1>LDK空間に、家族の「動線」が交わるように設計してみましょう。

例1:リビングイン階段

居室が2階にある場合は、キッチンから階段が見えるので、家族の帰りが分かります。
キッチンで食事をつくりながら(個の時間)、「ただいま」「おかえり」のコミュニティを生み出すことができます。
 

小学校高学年にもなると、早くも反抗期に入る子も出てきて、なかなか「ただいまー」を言ってくれなくなります。
「いつの間に帰ってたの?」ということも。

リビング階段なら、必ずわかりますからコミュニケーションを取れますね。
お友達を連れてきてもわかります。

例2:リビングイン階段+吹き抜け+2階ホール
 

リビングに吹き抜けを作り、2階のホールまで見通せる設計をすると、1階と2階の縦の繋がりができ、お子様の気配も感じることができます。
2階のホールから「ごはんできたー?」「あと少し待ってー」なんて会話も。

 

上の写真は、LDK空間に2階のホールの動線が介入しています。(少々分かりにくくてすみません。写真右側が通路になっています。)
立体的に空間に動線を交わらせているので、自然と下の階へ声がけができる作りになっています。


<ご提案2>LDK空間に<目線が抜ける>ように設計してみましょう。

例:吹き抜け+室内窓

吹き抜けと2階居室の室内窓との融合。
室内窓を設ける居室を子供部屋にし、縦でつながるコミュニテイを図ります。
 
 


上の写真は、子供部屋に室内窓をつけた例です。
下の写真は、2階リビングで3階ロフトを設けたお宅です。
こちらも、ロフトの籠り空間とリビングとのコミュニケーションが取れるようにしていますね

<ご提案3>LDK空間に、「個の居場所」を計画してみましょう。

例1:畳コーナー+書斎スペース
    
畳はついつい寝転がって過ごしたくなります。
そんな誰もが過ごしたくなる空間をLDKに落とし込むことで、自然と家族が集まるきっかけを生みます。
またそこに、書斎スペースの機能をつけると、個で過ごせる空間として厚みを持たせることができます。
 

例2:スタディーコーナー
   
LDK空間にスタディーコーナーを計画しましょう。
お子様が過ごしたくなるアイディアと合わせて、スタディーコーナーを設計するといいですね。
(例えば、黒板クロスや、マグネットボード、ホーローパネル等を合わせる)
 

奥様に座っていただきましたが、こちらのお宅はダイニング脇にカウンターを設けてスタディーコーナーをつくられています。
そのお隣のスペースは、ホーローパネルを使用していまして、マグネットで掲示したり、ペンで書いたりできるコミュニティーボードとしてお使いになられています。

こちらのお宅をもっとご覧になりたい方はこちらより>>


例3:書斎スペース+リビングイン階段
   
リビングイン階段と書斎スペースを融合しましょう。
階段の踊り場に書斎スペースを設けLDKと立体的なつながりを図るとコミュニケーションを取りやすくなります。
 

例4:窓辺

窓辺を居場所として作るアイデアもあります。

日本人は昔から縁側や広縁など、外部環境とのつながりを大切にしてきました。
窓辺は、外部環境とのつながり(日の光、風)が強く感じられ、つい過ごしてしまう空間になります。
 

いかがでしたか?
家族のコミュニケーションは、社会性を育てるためにとても大切なことです。
このように、住宅の工夫でできることも数多くあります。

家を建てる時に、新婚のご夫婦だったり、乳幼児のお子様がいらっしゃる場合は、あまりピンと来ないかもしれませんが、子供が成長するのは早いもの。
2歳児のいやいや反抗期とは全く違います。

言葉少なくとも心は繋がっていたいのが親心。
そっと見守れる、自然に会話が生まれる、そんな温かい家づくりをしていただきたいと思います