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リクエストの多いリビング収納。我が家はどう作る?

 

サムネイル
先日は、「暮らしのかけらVOL.6」の取材に千葉陶芸工房さんにお邪魔してきました。
以前、分譲地でのイベントの際にも陶芸教室をしていただいたことのあった千葉陶芸工房さん。
今回は、暮らしのかけらの表紙を飾っていただこうと、私たちもロクロ体験をさせてもらいながら、お話を伺いました。

 

伺ったお話は、また「暮らしのかけら」の最新号でお伝えすることとして、ロクロ体験は1時間半のコースでしたが、とても充実する内容でした。
人生初体験
土に水を含ませながら、優しく形作る作業は、とても緊張感があるもののどこか癒されているような、温かい作業でした。

木で作ることもそうですが、自然物を使ったもの作りは、作る工程も作った後使う過程も改めて温かいと思いました。
初めてにしては大作を作ってみましたので、できあがったら大切に使おうと思います

土で器を作る作業は、お子様にもおすすめです。
食器であれば、食育の一環になりますし、食器ができるまでを伝えることで割れ物に対する取り扱い方も教えられます。
ドロドロとした粘土が、どうしたら美しい食器になるのか、本当に魅力的です。
何もないものが形作られていく工程は、創造力を養い、良い学習になると思います。

が、その前にぜひママ達で体験してみるのもおすすめです
本当に癒されますので
 

さて、今回は、リビングに設置するリクエストも多くなってきた「リビング収納」についてお伝えします。

当社の建売物件にもリビング収納を設ける機会が増えました。
暮らしていると、リビング収納のメリットがたくさんあります。

今回は、お客様の実際の間取りを見ながら、実際にどう設置しているのか、またどう使ったら良いかをお伝えします。
住宅を検討している方はもちろん、まだまだ先〜と思っている人も、ご自分の暮らしと照らし合わせて、便利そうなのを感じてくださいね


まずは、実例です。こちら
 


写真はリビングからキッチンを見た図。
左端にリビング収納があります。

間取り図を見てみましょう。

黄色い部分が写真のリビング収納。
正面には和室があります。

このお宅を設計した設計士からお話を伺っています。

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このお宅は、ご主人の希望で1Fにクローゼットを作りました。
出勤前の身支度を全て1Fで行いたいとのご希望でした。
SIC(シューズインクロゼット)の中に作ることも考えたのですが、冬場は寒いですし、外の物と一緒にスーツを保管すると埃が気になるとのことでリビング内に設置しました。
 
 
※クローゼット内部の様子
 
次に動線を考えました。

■朝
2Fで起床

1F洗面室

朝食

クローゼットで身支度を整える(通勤鞄もクローゼットに置いてあります)

SICで靴を履く

■夕
帰宅

SICで靴を脱ぐ

クローゼットに鞄を置き部屋着へ着替える

洗面室へワイシャツ等洗濯物をもって行きランドリーBOXへ

手洗いうがい

夕飯
 
一連の動作をあっちこっちの部屋に行くことなく、誰かが後始末しないでいいよう(脱いだシャツや靴下を奥様が洗面室まで持っていく等)一筆書き動線にしました。
自分の事は自分でできるので家事分担にもなります。

ご主人の脱いだ服を奥様が片付ける、なんて手間は共働きでは想像できません。
自分のことは自分でする。
それが当たり前になっているご主人提案のクロゼットでした。

冒頭にも書いたように、今、こういったクローゼットをリビングに設置する例が増えています。
ご主人だけでなく、お子様の成長に合わせた使い方もできますし、お子様が自立して巣立った後もご夫婦で有効に使えますので、考えてみてはいかがでしょう。

設計士からもお子様の成長に合わせたご提案が届いています。

■赤ちゃんのいるご家庭

小さなお子様がいるご家庭は、家族全員で就寝するパターンが多いので1F和室がしばらく寝室になることがあります。

赤ちゃんがいれば夜中に何度も起きたり、ミルクを作るためキッチンと寝室を行ったり来たりすることが多いので、1Fの和室が重宝します。
その近くにマルチなクローゼットがあるとオムツの買い置きやベビー服収納できますので、ベビータンスを部屋の中に置かなくて済みます。

■幼児のいるご家庭

幼稚園に通うころには自分の身支度を自分でして、ご両親が手伝うことが多くなるかと思います。
朝の家事をしながら子供の状況を確認できる、声を掛けられる範囲にクローゼットがあると時間の節約にもなります。
これが2Fの子供部屋に収納があるとなると、階段を行ったり来たりと、キッチンや洗濯機からの往復も増えてしまします。

■小学生のいるご家庭

最近はランドセル置き場を子供部屋ではなく、1Fに置くパターンが増えています。
それは宿題や家庭学習をリビングで行う家庭が増えたからだと思います。 

収納しやすい場所へ置き場所をつくることで自ら整理整頓の習慣も身に着けることができます。
また、最近『服育』という言葉があるように、親子で同じ場所で身支度をしながら、衣服を通してTPOや着こなし、手入れの仕方などコミュニケーションの場としても活躍します。


 
■お子様が思春期の使い方

この頃になると自分の物は自分の部屋に収納するようになると思います。
コートや帽子、ハンカチ等お出かけ前の身支度等に使うことがメインの使い方です。
帰宅していきなり2Fの自室にこもらず、クローゼットでお出かけ時や帰宅時何気ないコミュニケーションの場になります。

■お子様が独立した後

お子様が独立した後、納戸と化してしまうケースも多いですが、子供の分のスペースがいらなくなった分、ご夫婦の分だけたっぷり収納すれば1Fだけで生活できてしまいます。

また、ご主人または奥様どちらかのホビースペースとしても活用できます。
LDKにいながら個々の趣味に没頭できてお互いの気配を感じるちょうどよい距離が保てます。

以上のように家族の成長と共に可変性をもたすには、最初に作りこみ過ぎないことが大切です。
今現在の収納ばかりに合わせて棚板を作り込んでしまうと収納以外に使えなくなってしまいます。
ただの納戸と化してしまわない為には将来机や椅子がくる位置にコンセントや LAN端子を配置しておく等未来のビジョンを持つことが大切になります。
 
 

リビングクローゼットはただスペースをつくるだけでは物置部屋と化してしまう危険があります。
リビングスペースを圧迫してせっかく作っているので目的や将来のビジョンを明確にする事で作ってよかったと思える空間になります。

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我が家の場合は、玄関の近くにリビングクローゼットを作りました。

しかし、2階リビングの我が家にとって、冬の1階は冷蔵庫
さすがに、冷蔵庫に保管したダウンジャケットは着る気になりません

今や2階の家事コーナーにつけたハンガーパイプにコートやジャケットをかけてしまっています。
結局1階のクローゼットは娘の部屋の近くであることもあり、娘が季節外の衣類を入れて使っています。

動線が良くても、使うひとのストレスにならない使い方ができるかまで検討してから作ったほうがいいですね。

また、「クローゼット」という名前ではありますが、設計士がお伝えしたように、お子様が小さいうちは、お子様のものを収納してお着替えコーナーなどに使いながら、大人の上着もしまえるようなコーナーとするのが便利そうですね。

ともかく、「我が家はどう使いたいか」をご家族でよくご検討して設置するのが良いでしょう

 
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